現金派の買い物は底値買いが多いのはなぜ?商品の相場を把握する冷静さを保てる

買い物を行う際に現金派の人は、クレジットカード派よりも底値買いをする傾向が強いことが分かっています。

商品の価格は広告掲載品や日替わり品が安いことは確かですが、必ずしも全ての商品が安いとは限りません。

クレジットカード派の人はポイント還元率を重視する傾向にありますが、家計支出額が節約している人でも現金派より多くなってしまいます。

では、なぜ買い物を行う際に現金派は底値買いを徹底することができるのでしょうか。

現金派なら購入する店舗の縛り無く全ての販売店で購入できる

買い物を行う際に現金が使用できない店舗は、日本国内で一部の先進的な店舗に限られています。

日常生活で買い物を行う範囲内にキャッシュレス決済しか使えない店舗がある地域に住んでいるならば、既に大都市に住むお金持ちの仲間入りをしている可能性が高いです。

なぜなら、キャッシュレス決済専門店は割引販売とは無縁のコンセプト店や新店舗となるので、少しでも安く食品や生活雑貨を購入する際に立ち寄る店とはそもそも異なるからです。

また、近所で見かける八百屋やディスカウント店は現金払いにより仕入れを行っていることが多く、そもそもクレジットカード決済を取り入れている店舗は少なくなっています。

なぜなら、クレジットカード決済手数料は小規模店舗ほど高く設定されるので、同じ金額で販売してもクレジットカードを使われると得られる利益が減ってしまうからです。

このため、現金派ならばクレジットカード取り扱い有無を気にせずに日常生活で必要な買い物を行う全ての販売店から購入先を選べるので、最も安い価格で商品を購入できるチャンスが多くなります。

単純に価格を比較して購入可否を決められるので底値を把握しやすい

現金払いとクレジットカード払いは同じ金額の支払いとなりますが、販売店の中には独自のポイント還元制度を導入して実質割引を行っている所があります。

中には特定のクレジットカードを流通系ブランドとして展開しているために、スーパーマーケットの一部で特典を受けられることが少なくありません。

しかし、ポイント還元率が高い店舗ほど商品価格は割引率が低く、貯めたポイントをしっかり使い切れない限りは現金払い専門店よりも高くなりがちです。

また、家電量販店でもポイント還元率20%と謳うチェーン店がありますが、1点しか購入しなければ現金値引きの方が支払う金額が安くなります。

そして、ポイントには有効期限があるために実際に半分程度は使われずに無効になっていることを考えれば、単純に価格を比較して購入可否の判断をしやすい現金派ならば目先の金額に惑わされずに常に最安値を狙えます。

現金派はデビットカードを併用することもできる

キャッシュレス決済の普及を国が推進している理由は、現金派が現金払いのみを行うと財布の紐が緩まずに無駄な衝動買いが増えないことを改善するためです。

消費税を徴収する国や売上が伸びれば良いと考える販売店にとっては、キャッシュレス決済の普及で税収と利益が増えれば良いと考えるでしょう。

しかし、国民にとっては予算を厳格に決めた上でその日に使える現金を小分けにして購入した方が、遥かに節約に繋がります。

一方、現金派であっても現金払いが難しい場合や近くに無料で引き出し可能なATMが無い場合には、VISAブランドが付帯しているデビットカードを財布に1枚入れておけば手数料無料でクレジットカードと同じ使い方が可能です。

JCBデビットもありますがJCBブランドは決済手数料の高さから利用可能店舗が減少傾向にあるので、銀行のキャッシュカード一体型のVISAデビットを用意しておけば現金と同じ使い方をいざという時に行えます。

買い物を行う際に現金派が堅実な買い物を行えることは、当日使用可能な予算を明確に決めて無駄遣いを強制的に防げる点にあります。

また、日本国内で現金払いを行えない店舗は一部の大都市にある割引販売無しのコンセプト店に限られるので、食品や日用雑貨といった一般的な買い物ならば利用できない店舗はありません。

逆にキャッシュレス決済の決済手数料が日本国内では高いために八百屋やディスカウント店といったキャッシュレス決済未導入店舗でも現金派ならば常に買い物先の選択肢に加えられます。

このため、現金派ならば常に販売価格のみを見て近隣の全ての店舗から最低販売価格で購入できる分だけ家計支出を抑えられるメリットが大きいです。

Posted by 圓子 悠祐